パーキング看板は、駐車場運営において重要なポイントになります。
直接売上にも響いて来ますので、慎重に検討するポイントが多いです。
実際にパーキング看板を作成する場合には、お店へ依頼するのと自作で挑戦するので2つの選択肢が出ますし、その場合も材質や加工法等で費用差がかなり出て来る事になります。
そこで今回、パーキング看板を作成した場合の費用の留意点について、パーキング看板の種類や基本と一緒に3つ程ポイントを説明していく事とします。
種類によっては大型化して目立つ様にした方が良い物から、小型で構わない物等もありますので、それぞれの特徴を確実に把握する事です。

パーキング看板の種類について。

パーキング看板はP看板と料金看板、注意看板と借款看板で合計4種類あります。
その中でも、前者2つのP看板と料金看板は出来るだけ大きい方が理想的です。
P看板とは、駐車場が此処にあるという周辺へのアピール用の物で、これが目立つ場所に無い場合は周辺を通過する車は、駐車場を探していても気づかないで去ってしまう目算が大きくなります。
料金看板も同様で、周辺環境が都心の繁華街の様に駐車場需要が多く満たされている様な場所の時は、大きすぎると料金が高い様に感じられて他へ行かれてしまう問題がありますが、安さを売りにしたい場合等には、入口付近に出来るだけ大きく設置しておくに越した事はありません。
その場合には、特にアピールしたいポイントを目立つ様に書き、それ以外を小さめに書いておく工夫等も重要です。
そして、最後の注意看板や借款看板は売り上げと直結している訳ではないので、そこまで大型でに作る必要は無く、駐車場内に入って初めて気づく程度で構いません。
つまり、費用もそこまで大きく使う必要は無いという事です。
後は大型の物を依頼する場合には、必ず「他社の物と重なって営業の邪魔をしていないか」「周辺環境とミスマッチ過ぎないか」「設備が自社の車の出入や一般道の交通の邪魔になっていないか」の3点は確認しておく必要があります。
後で思わぬトラブルになる事もあり、要注意点となります。

専門会社に依頼した場合と、自作した場合の費用の違いについて。

材質や耐用年数、特別な加工を施しているか等や会社の工夫によって費用差が出ます。
他にも看板の注文枚数も関わって来ますが、平均的なアルミ材を使用し耐用年数3年~5年で注文し、屋外用で特別な加工を特にしない場合は最安値で1,500円~最高額19,000円前後になります。
反射材やミラー素材を使った場合には、3,500円~28,000円程度となり、工事の費用等も勘案する場合は最安値で見積もって10万円は見ないといけません。
パーキング看板を自作で行く場合には、1,500円~5,000円程度の費用で完遂出来ます。
縦30cm×横40cm計算で割れ難く経年劣化し難いアクリル板を使い、後は会社名や月極等のステッカーを事前にプリントアウトしてくれるサービスで看板に貼り付けるステッカーを用意するとして、塗装用のラッカー等を込みにしても、10,000円以内で制作可能です。
ステッカーを自前でプリントアウトする場合には、アクリル板代のみで2,000円のみという事もあります。
ただし、この方式の場合はクオリティに差が出る事を留意しないといけません。
アクリル板の扱いやデザインや工作等が上手いスタッフが居れば最安値で済みますが、条件が揃っていない場合は難航する事もあります。
つまり、時間的コストと製作コストの両方を勘案した上で、1番都合が良い方式を選んだ方が良いという事です。

目的別の制作費の違いについて。

パーキング看板設置において、専門会社に依頼する場合でも自作の場合でも、特に注意しないといけないのは必ず車に乗ってドライバー目線で周辺を確認しておく事です。
自作の場合は自社スタッフを何人か伴ってそれぞれの感想を聞いた上で丁度良いサイズの物を見繕う様にし、専門会社に依頼する場合であっても必ず現地調査や事前相談で、不足や問題点が無いか話し合う様にします。
この段取が浅いままで進んでしまうと費用対効果が見合わない上、撤去して作り直さなければなる様なケースも有り得ますので、特に注意する様にして下さい。
後は、工事費込みにてどういう戦略で看板を設置するかを考える事も重要です。
例えば部分的にテコ入れをする様に看板を設置するのでしたら、専門会社依頼で工事費込みで10万円になります。
他にも今ある看板を活かした上でリーズナブルにイメージチェンジをしたいのでしたら、50万円は掛かりますし、照明やコーディネイトまで勘案するのでしたら70万円というプランも出て来ます。
現地を実地調査した上で、許容範囲を割り出し、その上で具体的にどういう看板をどういった戦略目的で準備するのかで費用がかなり上下するという事です。
本格的な物である分だけ、1度設置したら撤去も簡単ではありませんので、利便性の面も含めてしっかり事前検討しておく事をお勧めします。

まとめ

専門会社に依頼した場合は、看板の制作だけでしたら1,500円~19,000円、反射材使用等の特殊な条件込みで3,500円~28,000円が平均的な相場です。
工事費込みになると条件次第で、10万円~70万円の間を推移します。
自作になると1,500円~5,000円の間程度で、制作に必要な道具等をそれなりに揃えたとして、費用は10,000円以内に抑えられます。
P看板か料金看板か等によっても欲しくなるサイズは変わりますし、周辺環境との丁度良い兼合い等の調査で、現実的に設置可能な看板の条件が決まりますので、事前調査の段取は特に慎重に行うのが重要なコツになります。